こんにちは。
私の家の周りでは水仙が花盛りになってきました。
仕事先のデイサービスに飾られた水仙からもいい香りが漂ってきます~
さて、みなさま失語症をご存知ですか?
仕事先で言語聴覚士の説明をする時に…
「ところで、失語症とはなんですか?」
と聞かれることがあります。
失語症とは、
脳梗塞や交通事故などで脳の損傷を受けることにより、「聞く・話す・読む・書く・計算する」ことが困難になることです。症状や重症度は様々で、支援としては個別対応が必要となります。
また、この障害により他者とのコミュニケーションや、身の回りで起こっている情報を適切に知ることができず社会参加が難しくなることがあります。
よく例え話として、言語の通じない海外に一人でいる様子があります。
例えば、電車でどこかに行きたかったら、駅に行って切符を買って乗ります。
駅になんとかたどり着いても、路線図に書かれている地名が読めない、窓口で切符を頼めない…となるとどうでしょう?
どこで何をするかは言語が通じなくても大体わかります。
しかし、行動するために必要なことばの理解や自分の意思を伝えるための表出が難しいと、やりたいことができなくなります。
失語症の方は日常で、そんなもどかしかったり悔しい思いを抱えています。
失語症の治療には長い時間を要することがあります。
当事者の方はもちろんですが、ご家族、会社の同僚、友人…
みんさんそれぞれもコミュニケーションのもどかしさ、辛さを抱えられています。
「失語症ってなんですか?」と思って下さった方、是非これからも失語症について関心を持って頂きたいなと思います。
失語症サロンは、仲間作りと失語症の啓発を行っています。
当事者さんはもちろん、少しでも興味を持ってくださった市民の皆さんの参加をお待ちしています。