こんにちは。
ブログを読んでくださっている方は、薄々気づかれていると思うのですが…
私はよくテレビを見ています💦
学生の時や就職して間もない頃は家でやることが多く、テレビを見ることが無かったので
もっぱらラジオ生活でした。
…お金が無くて買えなかったのが本音ですが。
テレビを買ってからは時計代わりにつけたり、視覚情報が優位な私には時事ニュースをテレビで見た方が覚えやすいのでよくテレビをつけています。
昨日も何気なくつけているテレビから、「合理的配慮」のことばが聞こえてきました。
ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、NHK「ハートネットTV」で
合理的配慮についての番組がありました。
仕事をしながらだったので、前半は内容が入ってきませんでした😨
近いうちにアーカイブか何かで初めから見たいと思います…
まず、合理的配慮とは
障害者が健常者と実質的に同じ権利を保障するために、何かしらの手段や調整を講じて行うはたらきです。
例えば、老眼の私は本を読むときに眼鏡をかけます。
読むために必要な道具(眼鏡)は、簡単に手に入れやすい環境があり(ショッピングモールで買いました)、使用する際に誰にも咎められません。
これは、私が本を読むための合理的配慮です。
さて、番組を途中から見たところで、合理的配慮を考えるにあたって当事者同士のコミュニケーションも必要だというくだりがありました。
障がいの話でなくても、先輩の知恵や経験は後輩にとってと貴重な情報ですし、直面している課題に対しての攻略方法のヒントを得ることができます。
私はどうやっても治療者・支援者側の視点です。
本当の苦しみを感じることはできません。想像して共感する事しかできません。
当事者さん同士も、年齢や背景が違うので全く同じ思いとはいきません。
しかし、ライフステージごとの悩みなど家族にも言いにくいことを同じ疾患を持つ仲間ということで心の支えになり、「自分の時はこうした」、「こんなことが困った」など情報を共有されることがあります。
そこにあるのは支援者とは違う共感かと思います。
合理的配慮には、障害(困り感)について自覚又は他覚し、その障害についての攻略もしくは軽減のために取り巻く環境として何ができるのかを考える必要があります。
このとき、自分は何に困っているか自覚をすることや、何があると生きやすくなるのかいった気づきは一人で考えるより仲間と相談したり意見交換をする中で見えることもあると思います。
私は、本が読みずらくなったなと思った時、老眼という知識と、老眼になったらどうすればよいのかという方法を知っていました。
そのおかげで、私は一人で老眼鏡を買いに行くことができました。
合理的配慮はオーダーメイドの環境作りが必要となるので、一律に何かをすれば良いものではありません。
老眼鏡も視力の調整、眼鏡の機能性、デザイン…すべて私個人のための一品です。
合理的配慮というと、健常者が何かしなくては!と焦られますが、それ以前に障害を持った方が、何を困っているのかを一緒に考え、その困りごとはどうしたら消失や軽減されるのかを一緒に考えられるとよいかと思います。
そして障害のある方は、より具体的に何に困るのかを仲間や家族と洗い出す作業も必要かと思います。
私は個別支援で、合理的配慮を学校で進めるためのお手紙を書くことがあります。
その手紙を書く前には、対象のお子さんとじっくり困りごととその子の持つ強みを洗い出します。
それから受けたい合理的配慮について、支援者として提案したものをどの程度受け入れるかについて本人とすり合わせします。
板書の代わりにタブレットの導入はよくあることですが、クラスの様子や導入方法によっては余計な苦しみを増やすことにもなりかねません。
そのあたりも含めて本人やご家族と相談してから発信します。
合理的配慮に大切なことは、対話だと私は考えています。
地域に根差した言語聴覚士がいるところ「SMILE_TIMEすまいるたいむ」では、子どもから大人まで、ことばの相談・食べるの相談にお応えします。
来所・訪問による対面個別訓練、オンラインによる個別訓練は保険外ならではの個別性の高い訓練を提供します。
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