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アパシーapathy

更新日:5月25日

こんにちは。


今日は久しぶりにすっきりした天気になりましたね。


以下はある方とのやり取り…


「どこかへ行きたいなぁ…」

と朝つぶやていたので、

「午後にお出かけしましょうか!」と声をかけると、

「嬉しい!!」と返ってきました。

午後になりお出かけの準備の声をかけると、

「めんどくさいからいいです。」

…。


この方は午後は疲れが出てきて午睡をされます。

朝の気持ちが一日続くとは限りませんね。

上記のやり取りは捉え方によって解釈がいろいろ出るところですが…


さて、何にもしたくない時ってありますよね。

その背景にはいろいろあると思います。

中には脳の機能障害によってやる気が出なくなることがあります。

ということで、今日は「アパシー」を取り上げたいと思います。


アパシーとは、

意識障害、認知障害、情動的苦悩によらない動機付けの欠如または減弱した状態のこと。


つまり、意識ははっきりとしていて、現状を理解できる状態で、大きな悲しみなどの感情でふさぎ込んでいるわけでもない心身の状態にも関わらず、目的をもって行動を起こそうとしたり、それを維持したり広げたりといった活動ができない状態のことです。


ん~。

なんとなく伝わりましたか?


すごく簡単に言いますと、無気力や無関心なるということです。


これは脳の疾患でみられる症状で、私は学生の時は知りませんでしたが(ただの勉強不足💦)脳血管疾患の患者さんを臨床で診ていく中で学びました。


もともとは医療用語ではなかったようですが、脳の機能についての研究が進み主に前頭葉(頭の前の方の脳)の血流が悪くなることで起こることがわかってきました。


「やれる機能(能力)はあるのにやらない。」

ではなく、やらないという選択も脳から指示されていないのです。


この状態からの回復には規則正しい生活や、人とのコミュニケーションが大切と言われています。


もし、お近くでこのような症状の方がいらしたら、生活の見直しや声掛けなどを気にしてみると良いかと思います。

あくまでも、気合と精神論でどうにかなるものではないということを知っていただければと思います。





地域に根差した言語聴覚士がいるところ「SMILE_TIMEすまいるたいむでは、子どもから大人まで、ことばの相談・食べるの相談にお応えします。

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代表 石田有紀

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